検索
カテゴリ
記事一覧
「認定医療法人移行」
「家族信託セミナー開催」 「アメリカ会計基準」 「歴史と"お金"の話」 「改正認定医療法人」 「老後の資金計画」 「空き家問題」 「投資税制(医療)」 「写真撮影のコツ」 「LEDに取替え(税制)」 「相続税の税務調査」 「日本の社会保険料」 「iDeCoの活用」 「究極の相続」 「第7次医療法改正」 「国外財産調書」 「相続税の税務調査」 「土地の評価方法」 「後見制度と家族信託」 「配偶者控除見直し問題」 「M&A成功のステップ」 「医療法人 解散とM&A」 「ネクスト・ソサエティ」 「日本の"富裕層"」 「おひとり様の老後」 「最新銀行事情」 「社福の進むべき道」 「AIへの期待と不安」 「続・日本再生のカギ」 「日本再生のカギ」 「マイナンバー制度考」 「預金等の相続 必要書類」 「2045年問題」 「不動産オーナーの心得」 「社福法人制度改革 概要」 「富裕層直撃『財産債務調書』」 「今年はどんな年2016」 「大相撲大阪場所観戦記」 「社長のための決算書」 「交差比率を上げる」 「価値感教育」 「社員採用面接時の“できる人”の見分け方」 「2010年~2014年」 「2007年~2009年」 その他のジャンル
|
1.はじめに 先週マレーシアのクアラルンプールの視察に行って来ました。実はクアラルンプールへは40年前と15年前に訪問しましたが、今回行って全く違う街になっていましたので皆さんに紹介します。 2.マレーシアの概要 まずマレーシアの基本情報は以下の通りです。 ①面積 33万平方km (日本の約90%) ②人口 2756万人 マレー系(65.5%)、中華系(25.6%)、インド系(7.5%)、その他(1.3%) ③時差 日本より1時間遅い ④通貨 リンギット (1RK=25円) ⑤元首 国王 (マレー系のスルタンで4年に1回交代) ⑥首相 ナジブ・ラザク 皆さんも周知の通り、マレーシア4代首相のマハティールが日本を見習えと「ルックイースト政策」を1981年から2003年までの実に22年間展開し、彼の強大なリーダーシップで国力を飛躍的に増大させました。彼は従来の農作物(天然ゴム・ヤシ油等)や鉱物(スズが有名)の輸出から脱皮し、各地にハイテク工業団地を造り工業化を図りました。また、国民車構想を提唱し、日本の三菱自動車の技術を導入した国産車メーカー「プロトン」の設立や、空港・港湾の整備を図り、重工業を中心とした経済政策を積極的に推進しました。彼の政策は「ブミプトラ政策」と呼ばれています。 首都クアラルンプールは人口180万人でシンガポールにひけをとらない美しい街でした。(本当にびっくり!?)道路はほとんど三車線で広く、走る車も比較的新しい車が多いように感じました。中でも我々の宿泊したマンダリンオリエンタルの前のツインタワービルは、1998年に完成した当時は世界一のビルでしたが、台北に101ビルが出来、さらにトムクルーズが「ミッションインポッシブル」でアクションを演じた「ブルジュ・ドバイ」が完成し世界一になったので、現在では世界第3位の地上452m88階の高層ビルです。 マレーシアは隣の国、シンガポールの影響を大きく受けていると感じました。すなわちシンガポールは狭く拡大の余地が少なくなっている分、国土の広いマレーシアに進出している実態があります。街並みもシンガポールを想わせる風情が漂っています。 昨年からシンガポール、香港、マレーシアを見てきて、いよいよアジアの時代が到来したことを実感しました。同時にこれから日本が進むべき道が見えてきたように思います。すなわち、 ①円高で海外へ移転しても高付加価値以外のモノはやがて行き詰ってしまう ②日本は原点に戻り、国内やOECD等の先進諸国で売れるモノを開発しなければ、途上国の価格競争には勝てない ③日本は高度成熟社会に入っており、普通のモノは揃っていて我慢すれば特に買うべきモノはあまりない。途上国もある程度行き渡ったら同じ状況になる ④これからは日本固有の文化に立脚した21世紀型のサービスや商品の創造が求められている。バブルの後、20年経過した日本は今大きな岐路に立たされていると思う。はっきりしているのは、従来の制度ややり方ではこれからの時代、通用しないことを教えてくれていると考えるべきである
by seki_soken
| 2012-02-01 10:09
| 関よりひとこと
|
ファン申請 |
||