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1、いわゆる「サブプライムローン」問題は、金融機関の経営の脆弱性を露呈した と言えます。金融機関は、利益の先食いで空前の利益を算出し、トレーダーは 多額の賞与を得たがここにきて米国流のビジネスモデルの全体像と本質が見 えて来ました。 2、安倍総理の突然の辞任以来、政治の混迷が続いています。又、連日のように 政治家と官僚のスキャンダルが報道された一年でした。「いじめ問題」も大切で すが、今の日本で一番重要なのはエリートを輩出する教育制度の抜本改革で はないでしょうか。ここでいう「エリート」とは自分以外の世の為、人の為に働く 人々をさします。 3、大阪市長選では現職の関市長が破れ、民主党の平松氏が当選しました。又、 来年早々大阪府知事の選挙もあります。関市長が断行して来た改革が新市 長のもとでゆるんでしまうことのないように願っています。そして民主党に望む のは労働組合とのしがらみをまず解消することだと思います。 4、この所、30周年を迎え、あいさつを兼ねてお客様回りをしています。どの商売 が良いとか悪いとかいうよりも、格差がますます進行しています。東京事務所 を開設して一年になりますが、帰阪する度に「大阪はローカルになったな」と思 うことが多い。いずれにせよ、次の大阪府知事は東京と比較してどうのこうのと いう発想ではなくて、アジアの中の大阪という目線でやって欲しい。 5、私は、景気の先行きを見るのに「産業の米」である鉄の動向を見るようにしてい ます。鉄の商売はすそ野が広いからだ。少し気になるのは建築確認の認可が 著しく遅れているのに伴い、鉄をはじめとした建築資材等の売れゆきが夏以降 急減していることです。世をあげてコンプライアンスの時代であるが、問題はそ れが目的化していることだ。遵法は社会を良くするために守るのであって責任 回避のためではないからです。
by seki_soken
| 2007-12-17 19:11
| 関よりひとこと
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