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弊社の相続の相談会において、最近「自宅・実家が空き家になった」場合の「売れない」「貸せない」「住めない」の3問題に関する相談が増えてきました。 筆者が視察に出かけた米国では、物件は手入れ次第で価値が上がるので「住宅=資産」となりますが、日本では、購入から25年も経てば建物の価値はほぼゼロ、30年で建替えの「住宅=耐久消費財」といえます。転職やリタイア等の節目で家を売ろう・貸そうと考えてもなかなか希望通りにいきません。 空き家になる理由は子供の独立、親の入院・介護や死亡等いろいろありますが、総務省の統計調査によると、現在、日本の空き家率は約14%で、今後も増え続けることが予想されています。家は住む人がいないと傷みが早く進み、住もうと思ったときには住める状態ではないこともしばしばです。家が朽ちて危険な状態になった空き家が全国で急増しています。さらに空き家にも固定資産税がかかります。こうしてみると、空き家問題は他人事ではなく、万が一に備えて早めの準備が必要だといえます。 空き家問題を難しくしているのは、空き家の処分、特に想い出がいっぱい詰まった自宅をめぐって子供同士の意見がまとまらない事が多いためです。筆者の経験では、自宅の処分が決定できるのは親だけです。比較的元気なうちに遺言書を書いておくか、お正月に家族全員が集まったときに自分の口から想いを伝えておくのも一法です。老後のさまざまな不安やリスクに備え、100%安心は無くても早めに準備をしておくことが肝要です。まさに「備えあれば憂いなし」です。 次回は対策の例をみていきます。
by seki_soken
| 2017-08-21 10:13
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