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先日、ある社会福祉法人の幹部合宿に講師として参加しました。社会福祉法人制度改革に対応するためのテーマ別討論を通して、法人としての認識を共有する機会になりましたので、内容をご紹介します。 介護が社会から求められている機能 【論点】 施設の入所者は、大正・昭和初期の生まれから、戦後生まれの団塊の世代に移行する。他方、行政から「地域包括ケア」の推進が求められている。社会の要請に沿った介護機能とは何なのか。 【私見】 ヨーロッパとアメリカの医療・介護を視察したとき、「寝たきり」の人はほとんどいなかった。「お世話」よりも「自立支援」に重きを置いていた。特に、宗教の関係か、ボランティアや寄付が多いのが特徴である。日本も今後はそのような取組をしていくべき時期に来ている。 今後は入所者が「権利意識の強い」団塊の世代に移行していく中で、「介護」の本質を考える姿勢が求められている。その上で、日本国内だけではなく欧米諸国の事例をベンチマークして、人間尊重、人権尊重の介護とは何かを再構築できた法人が、この業界のリーダーとなるであろう。 【バックナンバー】
by seki_soken
| 2016-08-08 14:30
| 医業経営
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