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【はじめに】 新年のご挨拶をして早や1ヶ月が過ぎました。税理士会の賀詞交換会の前に、関西の某大学の学長から、今年の動向について4つの切り口から興味ある話がありましたので、2回に分けてご紹介したいと思います。 【オリンピックの開催】 西暦が4で割り切れる年にオリンピックとアメリカ大統領選挙があります。8月5日から、リオデジャネイロでオリンピックが開催される予定ですが、政治の混迷と経済の混迷で治安が悪化し、無事終了するか危ぶまれているようです。仮に無事に終わったとしても、ギリシャのように多額の債務を抱えてオリンピック後に大きな問題になる可能性があるとの指摘がありました。 4年後2020年に2度目の東京オリンピックが開催されます。第1回目は昭和39年(1964年) で、そのときのアイデンティティは「所得倍増」でした。ソウルオリンピック、北京オリンピック等、どの国もオリンピックの開催に向けて国内外にその国の「顔」を明確に打ち出す事が普通ですが、残念ながら今の日本には国家の顔が見えない事が問題だと指摘がありました。 【アメリカ大統領選挙】 いよいよ2月から予備選挙がスタートしました。講師から、結論としては元大統領夫人のヒラリー・クリントン氏が大統領に選出されるだろうとの話がありました。ただし、すんなりとはいかず、苦戦を強いられる状況にあります。アメリカでは現在、ヒスパニック人口の増加率が、マジョリティであった白人のそれを超え、アメリカ社会はいろいろな面で多様化・複雑化しています。そのためか、ドナルド・トランプ氏等、旧来の有名大学を卒業したエリートではなく、政治的経験もほとんどない人が人気を博しています。多くの国民が旧エリートにうんざりしている状況だそうです。次週に続きます
by seki_soken
| 2016-02-08 09:00
| 関よりひとこと
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