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1.はじめに 会社の将来は、過去の数字をもとに自社の長所と短所を知り、社長が内容を把握の上、計画的に改善していくにかかっていると言っても過言ではありません。今回は2回シリーズで「社長のための決算書」の見方と活かし方について述べてみたいと思います。 2.貸借対照表(バランスシート) バランスシートは期末日現在の財政状態を示しています。 すなわち、借方資産の部は「資金の使途」、つまり資金を何に使ったか、貸方負債等は「資金の調達源泉」、つまり資金をどこから入れたのかを示しています。過去からの蓄積を表わす純資産を増やすことが強い会社を作ることになります。 決算が終了し、決算書をもらったら必ず実行して欲しいことがあります。 それは三期分(出来れば五期分)のバランスシートを並べることによって数年間に発生した変化、すなわち自社の良い所、悪い所を正確に把握できるからです。決算書が「社長、ここをもっと伸ばして下さい。ここは早急に改善して下さい。」と我々に教えてくれます。 周知のとおり、日本は世界一財政不健全な国になってしまいました。税収40兆円に対し、借金が1,000兆円。なんと収入の25年分の借金があることになります。公会計がありますが、今の役所会計は依然として昔ながらの大福帳まがいの単式簿記なのでバランスシートがありません。このことが日本が借金大国になった一因であると私は考えています。増税による建て直しの前に、国や地方自治体に対して複式簿記による公会計導入を義務づけ、各年度の財政状態を国民にオープンにするべきであると声を大にして言いたいと思います。 勉強不足なのかマスコミはこの点について沈黙したままです。公認会計士の立場からいえば、体質を根本から変えるにはバランスシートが重要であり、将来を間違いなく方向づける指針になります。
by seki_soken
| 2012-04-02 00:00
| 経営
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