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1.先日、ある資産家の会長から電話が入りました。「週刊ダイヤモンドをご覧になりましたか。10月8日号に“日本を見捨てる富裕層”の特集記事が出ています。関先生の感想を聞きたい。」との内容でした。さっそく購入し、読んでみました。今の日本は住みにくい。税金は高く、円高・株安も収まる気配がない。原発事故による放射能汚染とそれに伴う電力不足。対応すべき政治は後手後手である。富裕層はそんな日本に見切りをつけ、海外へと脱出し始めている―――そのような内容が書かれておりました。 2.最近関与先の社長にお会いした時、話題に出るのがもはや日本の企業が国内に留まる理由はどこにあるのか?という点です。曰く、 ①人件費は世界一高い ②国内は市場は衰退の一途で、超高齢化社会 から見ても回復の見込みはない ③円高は史上最高レベル ④法人税率も40%で世界一 ⑤年金や社会保障で税が下がる可能性は ほとんどない ⑥産業インフラたる電力に赤信号 ⑦土地の使用や工場建設などに官の規制がきつい ⑧国の借金がGDP比で世界一、いつ金融危機が起こっても不思議ではない・・・等々 要は政治が機能不全でトップである首相が1年毎に変わっており、残念ながら政策よりも政局が優先しています。かかる状況から近いうちに優良な企業は日本から出ていく可能性が強くなっています。 3.時を同じくして、税務署から海外に送金をした富裕層に対してお尋ねが来ています。中でも1億円を超える送金をした方に対しては、直接調査官が内容の確認をしています。現場での立会の結果判明したことは、次の2点でした。 ①課税は1年毎に区切り、通年すれば損が出ている場合でもある年に配当所得等が あれば納税が発生する。その点の確認。 ②プライベートバンク等の基本契約書をみて、1年毎に決算がなされアニュアル レポートが日本にきているか否かのチェック。 4.何人かの資産家の方々に対して、海外投資の結果を聞きましたが多くの方はリーマンショック後、損が発生しており、未だに元本まで回復していない方が大半でした。私も実際に聞いた話でしたが、「香港での資産運用については税金がかからないので、口座を開設して資金運用をしている」「キャピタルゲインも配当も金利も無税だ」と…。そこで私は「誰に聞いたのですか」と質問したところ、「海外で口座開設を手伝ってくれた人だ」とのことでした。日本人は日本での確定申告が必要ですのでご注意あれ。 昔から「うまい話には毒がある」と言われてきました。うまい話はちゃんとその道のプロに相談して、正攻法で取り組まれることをお勧めします。 5.今、日本は成長期から成熟期に完全に入り、また突然の東日本大震災という未曽有の自然災害に遭遇し、ますます未来は約束されていない時代になりました。健康も、家族も、仕事も、財産も、仲間も、自分で守っていかなければならない時代になりました。今まで以上に財産を守り、財産と向き合わずして、幸せの土台は築けません。ご自身の、ご家族の財産管理をスタートするためのきっかけにと10月24日(月)に別紙要領で『今、求められる統合的資産管理セミナー』をヒルトン大阪にて開催します。関心のある方は、是非ご参加下さい。 『今、求められる統合的資産管理セミナー』案内(PDF版)
by seki_soken
| 2011-10-13 00:00
| 相続
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